日本のベストセラー作家といえば、東野圭吾さん、宮部みゆきさんなど、たくさんの名前が思い浮かぶことでしょう。
そんななかでも、エンターテインメントではなく純文学において、ベストセラーを出す作家としては、村上春樹さんと並んで有名なのが、吉本ばななさんではないかと思います。
日本国内はもとより、海外でも評価が高い、吉本ばななさん。
これまでの作家としてのプロフィールがとても気になりますよね。
一方、吉本ばななさんといえば、事実婚の旦那の田畑浩良さんも話題です。
吉本ばななさんと田畑浩良さんの馴れ初め、事実婚の経緯、田畑浩良さんの職業、仕事内容も、確認していきましょう。
吉本ばななの経歴
吉本ばななさんは、1964年7月24日、東京都の出身で、現在の年齢は60歳となっています。
吉本隆明さんを父親に持って生まれた、吉本ばななさん。
大学の卒業制作で発表した『ムーンライト・シャドウ』が学部長賞を受賞したことによって、その文才を高く評価されることとなりました。
なお、この『ムーンライト・シャドウ』は、後に、泉鏡花文学賞を受賞することに。
その後、吉本ばななさんは、1987年、『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞したことによって、作家としてデビューをはたしたのです。
そんな吉本ばななさんの作家としての人気を決定づけたのが、1989年に刊行された、『TUGUMI』でした。
『TUGUMI』は、同年、山本周五郎賞を受賞。
さらに、1989年のベストセラー総合1位に輝き、吉本ばななさんの代表作となります。
ちなみに、1989年のベストセラーの総合2位は、『キッチン』ときたものですから、どれだけ吉本ばななさんのいきおいがすごかったのか、分かるというものでしょう。
さらに同年には、『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨新人賞を受賞した、吉本ばななさん。
作家としての快進撃は、それからもまだまだ続いていったのでした。
1993年には、スカンノ賞を受賞。
1995年には、『アムリタ』で紫式部文学賞を受賞。
1996年には、フェンディッシメ文学賞を受賞。
1999年には、マスケラダルジェント賞文学部門を受賞。
2000年には、『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。
このころ田畑浩良さんと事実婚をしています。
そして2011年には、カプリ賞を受賞していったのですね。
なお、吉本ばななさんは、2002年には名義を「よしもとばなな」に改名したものの、その後、2015年には「吉本ばなな」に戻して、現在に至っていました。
その他、吉本ばななさんの作品としては、『オカルト』、『ラブ』、『デス』、『ライフ』、『アルゼンチンババア』などがあります。
最近のものでは、
『キッチン』、『TUGUMI』、『アルゼンチンババア』など、映画化されることになった作品も多数となっていました。
今後も、そんな吉本ばななさんの新作が発表されるのが待ち遠しくてなりません。
吉本ばななの学歴
吉本ばななさんの卒業した学校のほうも、どこだったのか知りたいですので、調べてみました。
吉本ばななさんの出身校は、小学校が文京区立汐見小学校、中学校が文京区立第八中学校、高校が東京都立板橋高校。
そして卒業制作で『ムーンライト・シャドウ』を発表した大学が、日本大学芸術学部文芸学科でした。
日本大学からは、あおい輝彦さん、柴田恭兵さん、森本レオさん、真田広之さん、船越英一郎さん、中村倫也さん、田中哲司さん、内藤剛志さん、梅宮辰夫さん、峰岸徹さん、本郷奏多さん、伊藤蘭さん、蒼井優さん、内田理央さん、本仮屋ユイカさんなどが輩出されています。
そうそうたる面々ですよね。
年齢が違うので同窓会で会うことはないでしょうが、何かの機会に集まったところを見てみたいですね。
吉本ばななの夫田畑浩良の経歴と職業や仕事内容
一方、吉本ばななさんの事実婚の旦那の田畑浩良さんは、どういう男性だったのでしょう。
田畑浩良(たばた ひろよし)さんは、1963年1月5日生まれで、現在の年齢は61歳となっています。
島根大学農学部農芸化学科を卒業し、島根大学大学院農学研究科農芸化学専攻・修士課程を修了。
過去には、林原生物化学研究所で研究員を務めていました。
なお、現在の職業はロルファーという、あまり聞きなれないもの。
ロルファーの仕事内容は、重力との関係性を改善して身体を統合するためのセッションをするというものだとか。
ようするに、人の身体を整える仕事のようですね。
吉本ばななさんの旦那とくれば、文学関係者と思いましたので、正直、意外でした。
吉本ばななと夫田畑浩良の馴れ初めと事実婚の経緯
さて、吉本ばななさんと田畑浩良さんの馴れ初めも気になります。
2人は2000年に事実婚状態となっていますが、その経緯はどのようなものだったのでしょうか。
出会ったのは事実婚となる約5ヶ月前だったと言われています。
出会ったシチュエーションは不明ですが、田畑浩良さんの仕事内容的に、吉本ばななさんが田畑浩良さんのサービスを利用したとか、そういう可能性が高いのではないでしょうか。
ちなみに、吉本ばななさんはゲーム好きとしても知られていますから、ひょっとしたら、こうした趣味で意気投合ということもあるかもしれませんね。
プロポーズ的なものやどちらかがすごく好きになったということもなく、勢いに乗ったに過ぎないと語るなど、家と家の繋がりが強い一般的な結婚とはかなり違った印象です。
しかし、息子さんを独特な方針で育てるなど、長く安定した夫婦関係を続けてらっしゃるので一つの家族のカタチとして参考になりますね。
ということで、今回は吉本ばななさんについて、取り上げてみました。
これまでに、世界に誇る文学作品を多く手がけてきた、吉本ばななさん。
新作の刊行も、映画化も、それぞれ、興味は尽きませんね。