今回は、人気作家の有川ひろさんを取り上げていきたいと思います。
話題作を多く発表し、たくさんのファンを獲得してきた、有川ひろさん。
硬すぎない、かといって、子供向けというわけでもない、その独特の世界観によって、親しまれてきました。
そんな有川ひろさんは、これまでに、いったい、どういった道を歩んできたというのでしょうか。
ここでは、有川ひろさんの経歴や、いままでに刊行してきた作品をご紹介してまいります。
はたして、有川ひろさんの作品の代表作や、映画化された作品は、どのようなものだったのでしょうか。
有川ひろさんのおすすめ人気書籍ランキングも特集していきますので、それでは、さっそく、ご覧ください。
1.有川ひろの経歴
有川ひろさんは、1972年6月9日、高知県の出身で、現在の年齢は、52歳となっています。
この有川ひろという筆名ですが、もともとは「有川浩」と表記していたものを2019年に「有川ひろ」に変更すると発表し現在に至ります。
その旧名「有川浩」は実名ではなく、ペンネームでした。
由来は、「有川」については、最初の文字が「あ」だったら、書店に本が最初に並ぶだろうという、計算からだったとか。
このようなネーミングはなかなか聞きませんから、おもしろいですね。
一方、もともとのペンネームである「有川浩」のうち、「浩」については、本名の一部で、親を喜ばせるためにつけたとのことでした。
実際にご両親がそのことを喜んだのかどうなのかは不明ですが、自身の子供が著名な作家になったことは誇らしいでしょうね。
そんな有川ひろさんは、2003年、『塩の街 wish on my precious』によって、電撃ゲーム小説大賞を受賞して、作家デビューをはたします。
やがて、2006年に刊行した『図書館戦争』がヒットし、シリーズ化されることになりました。
この『図書館戦争』は、同年、『本の雑誌』が選ぶ2006年上半期エンターテインメントにおいて1位となったほか、2007年には本屋大賞にノミネート。
そして2008年には、『図書館戦争』シリーズにおいて、星雲賞日本長編作品部門を受賞したのです。
同年には、『別冊図書館戦争I』で、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2008で恋愛小説1位に。
その後も、有川ひろさんの快進撃は続いていきました。
2010年には、『キケン』で山田風太郎賞にノミネートされ、『植物図鑑』でブクログ大賞小説部門大賞を受賞し、本屋大賞にノミネートされます。
2011年には、『県庁おもてなし課』でブクログ大賞小説部門を受賞し、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011で総合1位、恋愛小説1位になり、山田風太郎賞にノミネートされました。
同年には、『ストーリー・セラー』で本屋大賞にノミネートされ、『キケン』でブクログ大賞小説部門大賞を受賞し、本屋大賞にノミネート。
2012年には、『空飛ぶ広報室』でダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012小説部門1位、『三匹のおっさん ふたたび』でダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012小説部門2位になります。
2013年には、『空飛ぶ広報室』で直木賞にノミネートされ、『旅猫リポート』で山田風太郎賞にノミネートされました。
以上が有川ひろさんのおもだったプロフィールとなりますが、どれだけいきおいがある作家だったのか、お分かりいただけたかと思います。
有川ひろさんの作品については、後からさらに取り上げていきますので、引き続き、ご覧ください。
2.有川ひろの学歴
作家としての飛躍がめざましかった、有川ひろさん。
それでは、その出身校はどこだったのでしょうか。
探ってみたところ、有川ひろさんの卒業した大学は園田学園女子大学でした。
小学校、中学校、高校はどこだったのかは、分かっておりません。
ただし、園田学園女子大学には、園田学園中学校、園田学園高校が併設されていますので、中学校、高校もこちらだった可能性はあるかもしれませんね。
ちなみに、園田学園女子大学の著名人の卒業者には、テニス選手の浅越しのぶさんがいました。
3.有川ひろのおすすめ人気書籍ランキングや代表作
続いては、有川ひろさんの小説の代表作を、おすすめ人気書籍ランキングで見ていきましょう。
3位は、『図書館戦争』。
初期の有川ひろさんの代表作であると同時に、シリーズとして星雲賞日本長編作品部門を受賞するなど、文学的にも評価されました。
2位は、『県庁おもてなし課』。
県庁を舞台とした人間模様を描いていくという内容で、人気を博しました。
そして1位は、『植物図鑑』。
ありえないようなラブストーリーで、有川ひろさんの新境地となった作品といえます。
いずれも魅力ある作品ですから、未読の方にはお読みいただければと思いますね。
4.有川ひろの映画化作品
それでは、有川ひろさんの小説のうち、映画化された作品を確認していきましょう。
『阪急電車』が、2011年に『阪急電車 片道15分の奇跡』。
『図書館戦争』が、2013年に『図書館戦争 -LIBRARY WARS-』、2015年に『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』。
『植物図鑑』が、2016年に『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』として公開。
さらに、いずれも同名作品として、2013年公開の『県庁おもてなし課』、2015年公開の『レインツリーの国』、2018年公開の『旅猫リポート』がありました。
これらも鑑賞しておきたいですね。
有川ひろさんは、複数のジャンルの作品で、はばひろい世代から人気を得ています。
有川ひろさんにしか書けないような設定なのが、その最大の魅力といえるでしょう。
まだまだすぐれた作品の発表を待ち望みたいですね。