ここでは、作家の凪良ゆうさんについて、取り上げていきたいと思います。
たくさんの人気作品を発表して、文学賞レースとも密接だった、凪良ゆうさん。
そんな凪良ゆうさんの経歴はどうなっていたのかについて、迫っていきたいと思います。
凪良ゆうさんがどこの学校の出身だったのかも興味深いですので、こちらも探ってみました。
さて、そんな凪良ゆうさんといえば、直木賞候補作品とも言われていた『滅びの前のシャングリラ』が話題。
そこで、凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』とは、どのような作品だったのか、見てまいりましょう。
はたして、凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』のあらすじ、そして評価とは…?
凪良ゆうの経歴
凪良ゆうさんは、1973年生まれの滋賀県の出身の51歳です。
誕生日は一部ネットには1月25日と記載されていますが、現在の年齢はあくまで目安ということでお願い致します。
元来は、作家志望ではなく、漫画家をめざしていたという、凪良ゆうさん。
ところが、その後、『銀河英雄伝説』の二次創作に傾倒していって、小説の執筆をすることとなります。
凪良ゆうさんはやがて、ボーイズラブに傾倒していって、10年以上にもわたって、BL小説を執筆していくようになりました。
もっとも、凪良ゆうさんは、ボーイズラブだけというわけではなく、それ以外のジャンルの小説も手がけていきます。
やがて凪良ゆうさんは、2006年に、小説花丸に『恋するエゴイスト』が掲載されたことによって、作家として本格的に活動をスタート。
2007年には、『花嫁はマリッジブルー』が刊行されて、作家デビューとなりました。
これ以降、凪良ゆうさんは、注目され始め、2019年以降は、文学賞を受賞したり、ノミネートされることが急増。
2019年には、『流浪の月』でキノベス!で7位に。
2020年には、『流浪の月』で本屋大賞を受賞したほか、吉川英治文学新人賞にノミネート。
さらに同年には、『わたしの美しい庭』で山田風太郎賞にノミネートされたのです。
短期間でこれだけ受賞したり、ノミネートされることになるとは、すごいいきおいだといえるのではないでしょうか。
そんな凪良ゆうさんのこれまでに刊行してきた作品は、『もったいない!』、『恋をするということ』、『きみが好きだった』、『それはおまえが童貞だからです』、『神さまのビオトープ』、『すみれ荘ファミリア』、『滅びの前のシャングリラ』などとなっていました。
2023年5月現在の最新作は、『汝、星のごとく』で、2022年の第168回直木賞候補作品です。
またこの『汝、星のごとく』は2023年の第20回本屋大賞と、第10回高校生直木賞も受賞しています。
このように、凪良ゆうさんの作品は、タイトルにも魅力がありますから、新作が刊行されるのが楽しみでなりません。
ペースが早い作家だけに、期待していきましょう。
凪良ゆうの学歴は?
凪良ゆうさんの学歴について調べましたが、どこをどう探してもそれらしい情報は見つかりませんでした。
ChatGPTに聞いてみたところ、滋賀県の教育委員会のウェブサイトで一覧を見れば、凪良ゆうさんの出身地である滋賀県大津市の高校一覧が確認できるというので見てみたところ、14校ありますね。
かなり高い確率で、この中のどれかが出身校といえるでしょう。
もし興味があるようでしたら、お手数ですが確認されてみてください。
滋賀県教育委員会事務局生涯学習課におねっと|県内の「高等学校」一覧
凪良ゆうの『滅びの前のシャングリラ』とは
凪良ゆうさんといえば、『滅びの前のシャングリラ』が2021年に本屋大賞候補となり話題となっていました。
166回直木賞候補になるのでは?とも言われましたがノミネートせず。
次作『汝、星のごとく』までお預けとなるのでした。
そんな『滅びの前のシャングリラ』は、地球滅亡直前の人々を描くという問題作でした。
くわしいあらすじは次で見てまいります。
凪良ゆうの『滅びの前のシャングリラ』のあらすじ
凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』のあらすじは、以下のようになっています。
学校でいじめを受けている少年、人を殺したヤクザ、恋人から逃げ出した女性など、4人の人々がいました。
人生をうまく生きることができなかった彼らでしたが、1ヶ月後に、小惑星の衝突によって、地球は滅亡することが決まってしまうのです。
4人は、死にたいと思っていたにもかかわらず、こうした異常な状況を受け、もう少し生きてみてもよかったと思っていくのでした。
はたして4人は、地球滅亡までに、幸福を知ることができるのでしょうか…?
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凪良ゆうの『滅びの前のシャングリラ』の評価
このような凪良ゆうさんの『滅びの前のシャングリラ』への評価は、どうなっていたのでしょうか。
地球滅亡を悲惨だと感じるか、人間関係の希望を見出すかという解釈が、注目されていました。
また、地球滅亡にまつわるさまざまな人々のつながりが描かれるのに感動するという声も。
これはただのSFではなく、人間ドラマですから、そうとう読後感は多様になりそうですね。
個人的には映画化しやすい作品かなと感じました。
凪良ゆうさんは、既存の小説とは異なった新機軸を打ち出せそうな作家です。
『滅びの前のシャングリラ』はもちろんのこと、その後の『汝、星のごとく』は直木賞候補・本屋大賞受賞作ということもあり、読んでおくべきでしょう。
そして今後、いずれは直木賞受賞も現実的にありえますので、期待していたいと思います。